オペラ座の怪人

名古屋!! 劇団四季のオペラ座の怪人を観てきました!!!
最高でした。ずっとカーテンコールの拍手をしていたかった。
眼の前で生で繰り広げられていたのが信じられないほど美しくて、歌がうまい…歌がすごくうまい……。
これ生なんですか? ええ…!?

同時上映会の映画ではじめて触れて、ロンドン公演もアマプラで視聴して(三夜連続ファントム)、演者によって各キャラクターが本当に変わってくることも有識者の皆さんに教えてもらいました。
※ロンドン公演分は歴代ファントムたちが歌ってくれるのがすごく良かった どのファントムも大体急所に入るんですが、多分人によってより深く急所に刺さるファントムが異なることでしょう

今回ファントムを演じられてた方は美女と野獣のビースト役もされてたと知り、なんというかすごく落ち着いたええ声だったなあ…としみじみ振り返るのであった。
このファントムなら今回勝てるんじゃないですか? かなり包容力あるファントムじゃないですか?

予約から当日まで

チケット予約

一般チケット販売日、予約開始時間だ! 繋がらないね!!!! すごいな四季!!
こんなにドキドキしながら一分一秒画面を見守るの、さぼしきの資料集買った時以来。
15分くらいで行列が動き出した感があり、とりあえずチケットは予約出来ました。
もっと先の日程とか平日とかならちゃんと余裕をもってチケット買えると思います。
心が逸って一般販売のタイミングに駆けつけちゃった。

当日の準備

当日サンダルを履いていくつもりだったので、ドレスコードがあるのか心配で調べました。
オペラ座でブラーヴァ👏👏するための服装が必要だと思って……。
ちなみにドレスコードは特にありません。安心! 音が鳴ったり、自発的に光らなければ大丈夫でした。

四季公式からQ&Aや観劇ガイドが出ているので心強いですね。

・はじめての観劇Q&A
https://www.shiki.jp/firstguide/qa/

・観劇マナーガイド
https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/idmail.shiki.jp/idmail/promotion/manner.pdf

服装についての補足なのですが、有識者の皆さんが質問サイトなどで答えてくれているとおり羽織れるものがあると良いです。
真夏どまんなかの観劇だったので劇場内はしっかり冷房も効いていて、一幕あたり60~80分ほど大人しくしてるとさすがに身体が冷えてきます。
薄手の上着を持っていってたんですがしっかり役立ちました。

座席

開演前なら自分の席から写真OK! おほー中央に意味深に置かれてる布包み〜!!

私は移動しやすさ目当てで通路側とってたんですが、通路側って非常灯がしっかりあって暗いシーンだと結構眩しい。手で遮れば良いくらいのものなんですが、気になる人は非常灯から遠いとこの方が良いかも。
片方に人がいない気楽さもあるので、空いてる席と自分の感覚を比べて選ぶと良さげでした。
あと2階でした! 2階はシャンデリアまわりに出没するファントムがよく見えます。
映像かと思ってたら本物だった。一階だと落ちるシャンデリアが頭上を越えていくそうでそれも体験してみたい!
座席としてはほんとに舞台全体がしっかり見渡せて楽しかった!

衣装の美

衣装! 衣装美~~~!!!!!!
映画も公演のも衣装が美だったんですが、劇団四季も衣装が美! 舞台にとても映える美!
ラウルのフロックコート、足元まで隠れるマント、クリスティーヌのウェディングドレス…
演者さんが動く度にあまりにも美しく広がって追従するたっぷりとした布!!!!
マスカレードでマントを翻す姿も美しく、ドンファンでファントムを隠していたマントも美しかったなあ…。
たっぷりとした布は人が動くとワンテンポ遅れて動くので、スローモーションのように動作の余韻が見える。

オペラ座の怪人

ファントムはすごい。
応援したい気持ちと「そういうところだぞ」が拮抗し続けて、大体は後者がちょっとだけ上回る。
その節は本当にその、ファントム君がちょっと分が悪いと思う。
初見が映画版だったので、はじめての印象としては『ラウルとファントムの間で揺れるクリスティーヌ』だったんですけども、舞台版を見るとかなり『怪人に魅入られてしまったクリスティーヌ』という感じですね。

正しく才能だけを見るなら、カルロッタさんかなり良いと思うんですよ。私はカルロッタさん推しです。5期連続プリマドンナってすごいよね!? 舞台に穴を開けずハイクオリティを保って、チケット完売させる実力がおありのカルロッタさん! 演技が下手だってファントムは言ってたけど、でもあれだけ音楽にうるさいファントムが音楽に触れなかったってことはやっぱり音楽の力量はかなりあるってことじゃないですか!?(まず痩せろを言われる恋人も好き)
カルロッタさん、「ファンです!!」って握手してもらいにいくと満更でもない顔で対応してくれる。見たもん。本当だもん。

でもファントムが欲しいのは…似た孤独の形をして誰かを恋しがっていて、自分の音楽を素直に受け取ってくれる子で…ビジネスパートナーではないんだよな……。だからマダム・ジリーもそこには入り込めなかったのかな…才能を受け取ってはくれたけど、孤独には当てはまらなかった。
(マダム・ジリーはメグちゃんとのセットとても可愛いですよね。ステッキで場を仕切るところも好き。)

そして見守っているうちに、どんどん後に引けなくなっていくファントムと、公式幼馴染CPのラウルとクリスティーヌの眩さの対比で胸が潰れ始めるってわけ。

拮抗してた「そういうとこだぞ」が徐々に「そういうところに着地するしかない」になっていく終盤は、客席から鼻をすする音も聞こえはじめ私もぼろぼろに泣いてしまった。
いつもそう、いつもそう…。ファントムはいつもそう……。
クリスティーヌを抱き締め返せない姿と、手放してひとりマスカレードを囁き歌うファントムにいつも泣かされてしまう…うう…今回も勝てなかった…。

ここのいじらしさすら滲むかわいそファントムと、哀れみから怒り反転したクリスティーヌ大好き。
怒るとめちゃつよいぞクリスティーヌ。
怒ったクリスティーヌに「ブーケ持って!ね!ね!」てブーケ握らせるファントム可愛すぎた。ファントムのおろおろしてる姿大好き。

ファントムの好きなところは本当にたくさんあるんだけど、やっぱり最後にクリスティーヌの手を離したところがいちばん好き。それが愛であると分かるところも辛くてすごく好き。
そして遠くから聞こえるラウルとクリスティーヌの愛の歌。そ、そんな丹念にトドメを刺さなくても良いじゃないですか。
筋書き通りになんて何もならなくて、苦し紛れに拳を振り上げたら抱き締められてしまって…。
今思えば あれって「どちらも選べないごめんなさい」を想定してたのかな…。可愛くて私を頼る教え子なら謝るはずだと思って。
でも選ぶ選ばない以前に、端からクリスティーヌの愛の天秤に乗ってるのはラウルだけだったよ。ファントムが乗ってたのは、反転憎悪と憐れの天秤…。この天秤ではないと気付けてしまったのがファントムの感性の鋭さであって、一層憐れなところだと思う。
あそこでボロボロになって崩れ落ちながら手を離したのが、ファントムの世界にはじめて他人が存在した証なんだと思っています。演劇の中では愛を囁いてくれたクリスティーヌ(※1)はファントムの中にいない、まったく独立した人生を持つ別個の人間だった。

※1 ドン・ファンの「作詞作曲出演全部私」と「夢小説を公式化して本人へ届ける」は暴挙だと思ってます

ここまで胸を押さえて泣いてしまうのに、はじめから見ると新鮮に「そういうとこだぞ!!!💢💢💢」になるのがファントムのすごいとこだと思う。粘度がたけえのよ。
やっぱりウェディングドレスと人形は怖いよ、それはやっぱりファントム君の分が悪いよ。うん、うん、気持ちは分かるんだけど、うん。

ファントムを見る会

そんな採れたてファントムの話を鮮度そのまま聞けて最高でした、ありがとうございました。
助かりがあります…最高でしたね本当に…。

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