雨水のあはれ/ご紹介

素晴らしく美しく、そして心地良いので、まずメニュー画面を見るんだ。
そしてちょっと上下キーを叩いてみるんだ。
水音が気持ち良いだろ。
そのままスタートするんだ。
マップも美しいじゃろ、かげろうを捕まえるじゃろ、白くはじけて心地良いじゃろ、
鬼火に触れるじゃろ、低く響く鐘の音が少し恐ろしげで悲しげで堪らんじゃろ、
いいぞその調子で続け給え
っていう状態でめっちゃするするするする進めてしまった。

pineteaでいつも愛らしくて美しいマップを作ってくれるあきらさんの
ウディフェス作品『雨水のあはれ』をプレイしたよ!

●DLはこちらから!


『雨水のあはれ』…あきらさんの紹介ページに飛びます

●演出と行き先とシナリオが全部詰まったマップ

とにもかくにも、このマップ特化の素晴らしさですよ。

あきらさんのマップの一番好きなところって、
期待や予想を裏切らないところなんです。
意表を突く とか 予想を裏切る ってすごく難しい位置にあると思っていて
それがプラスに働くこともあれば、マイナスに働くことも多いはず。
感覚として一番覚えがあるのが、2つに別れた道で正解を選んだ時に「あかん、もう一個の道戻って確認せな」っていうやつと、
頑張って進んできたのにただのダミー通路だったってやつ。

いや、いいよ。
嘘付いた。
よくない。
よくないよ!!!!
進んだ先には何か答えをくれよ!
何のためにここまでのエンカウントを全部潰してきたと思っているんだ(これはただの癖です)

あきらさんのマップは、裏切らない。
行けそうな場所にはそれとなく目印を置いておいてくれるし、
進んだ先からただUターンするのではなく、次の帰り道が用意されてる。
最終的に行かなくてはならない場所はあるけど、他に進んだ道の先にも何かがある。

そして行けそうで行けない場所の表現がすごく素敵。
きっとあの先にも行けるのだろう、どうやって行くんだろう、という箇所に
次のプレイでちゃんと行けるようになる。

そして4人が4人、同じマップを歩いてるのに見えるものが違う感じがすごく楽しかった。
標識の文字が読めないことだったり、水中と陸の違いだったり、
同じマップを見ているはずなのに見え方がここまで変わるのかと!
このマップの見え方や行ける場所、読める場所の違いでそれぞれの立ち位置を表現してるの素敵だよね。

それにしても、マップの美しさはもう当然のようにあるのだけど、
しっとりした音楽とちょっとしたSEのアクセントまで心地良いゲームだよ。

そして一押しの彼を置いていきますね。

トップに戻る