大河物語・ハロウィンの鏡(自作シナリオ)

大河物語で遊んでもらいました!!!!!!!!

そろそろ大河物語で遊びたいんだよねえ~~~~みたいな話をしていた付近でちょうどリメイクの話で一気にTLにアーガデウムが降りてきててとても愉快でした。
だいぶ自由な感じのシナリオになりましたが、遊んでくださってありがとうございました!!!
ハロウィンあわせですが、今回シナリオ詳細についてです。

基本シナリオ構成

以下、大まかな流れやコピペ用に用意していたテキストです。

【宿屋】
導入~依頼人との接触

あなたたちはいつも通りホームの宿屋兼酒場で思い思いに過ごしています。
季節はハロウィン、町には飾り付けがされ、仮装をした人々や出店で賑わっています。
冒険者たちも今日ばかりは仕事はナシと宴会を始めたり出店に赴いたりと楽しく過ごしているようですね。
さて、そんな酔っ払いたちに成り果てた冒険者たちの間を縫いながら、困り顔でうろついている人がいます。
見た目は冒険者というよりは、ちょっと良さげな平民~貴族という感じです。

NPCセリフメモ
「実は今日のハロウィンのお祭りなんですけど、うちの所有物が間違って持ち出されてしまって……」
「魔力を持った古い鏡なんです。
と、特に何か傷つけたり暴力的な鏡ではないんですけど、幻惑を見せるので、人様にご迷惑をおかけする前に回収したいんです。それに、誤って割られたりしちゃったら困るので……」
「探すのを手伝って頂けませんか!? 少ないですけど、報酬もご用意します」
「私はルピスと申します。この先の町外れに住んでいます。」

基本的には街中を探索しながら、依頼者とともに鏡を探します。

イベント【仮装をしよう】

さて、町に出るとあちらこちらから人々の楽しそうな声が響いてきますね。浮かれてるう~。
依頼人を見ると、羨ましさと楽しさの入り混じったような表情を浮かべています。(遊んで大丈夫だよの意)
おっとあんな所に衣装屋さんが! 一日限りで衣装を貸してくれます。

衣装一覧 (1d6)
①魔女 精神+1
②狼男 機敏+1
③ミイラ 武勇+1
④吸血鬼 精神+1
⑤かぼちゃ [応援]使用可能
⑥任意/着替えたくない人向け

【中央広場】
ドッペルの群れ

中央広場からはお祭りの喧騒とは別のざわめきが聞こえてきます。
似たような姿をした人がやたらたくさんいるような…? ハロウィンの仮装ってそんなもん?まるで鏡で写したように似た人々であふれる広場にあるのは…道脇に立てかけられている鏡だ!
「あの鏡です!」と依頼人が指さしました。

ダイス判定
近づいた冒険者、または存在に気付いた冒険者全員に精神判定・達成値は11。
未達成者全員、全員達成した場合にはいちばん低かった人を対象に最低2体、達成値との差分の数だけ複製品が出現。

ドッペルゲンガー
連れ歩く場合、ダイスや移動などの行動を起こす度にHP-1×ドッペル分されます。
本物を見破る、または偽物を無効化することで一人に戻せます。
精神判定で見破る、発見スキルで看破する、物理的な衝撃を与えることで無効化することが出来ます。
その他使えそうなものがあればどんどん使ってください。
精神や物理などの対抗の場合、ドッペルのステは本人基準とします。

ドッペルゲンガーの削除
①対象者に秘匿で番号を選択してもらう
②他の冒険者には任意で消したいドッペルを指定
③見破る・看破するなどの判定を実施(本人ステによる対抗)
④本物であればその時点で他ドッペルは霧散、偽物の場合は一体削除の上、②から繰り返し

ドッペルたちを無事削除し終えてオリジナルだけになりました!
と、増えた冒険者についててんやわんやしているあたりで、目の端をちらりと横切っていったのは夜種です。
古い鏡の魔力に釣られたのか、手に鏡を持ってワッショイワッショイ走っていきました。

【街中】
まもののまち

夜種を追って走り回る町の中、仮面や被り物をした人々で溢れています。夜種がどこに向かったのか、周囲に聞きながら追いかけましょう。
ところどころで複製されたであろう人も見かけましたが、本体も周囲も酔っ払っていたり、仮面を被っていたりで気づかれていないようです。

聞き込み① 冒険者との飲み比べ
ガタイの良い冒険者がお酒の入ったジョッキを掲げて言います。
「夜種? 飲み比べて勝ったら教えてやっても良いよ!」
3回の任意数値の対抗。
勝利時には方向を教えてもらえる。敗北・引き分け時にはこれ以上話は聞き出せない。

聞き込み② ゴーストからの聞き出し
精神の高い人(知力)や勘の鋭い人(機敏)であれば、人々の中にゴーストが混ざっていることにも気づくはずです。
彼らはどこか落ち着かないようにソワソワと周囲を見回しています。
彼らには鏡の魔力が分かるのかもしれません。

精神2d6:10以上の達成値で聞き取り可能、他にも念話、霊的視力、召喚された精霊や魔物であれば言葉を交わせる。
誰もわからなければルピスが霊的視力で指差す方向を確認。

「夜種………鏡、……北………外れへ………」
どうやら北の町外れに向かったようです。

【町外れ】
夜種のまつり

目撃情報をもとに町外れまでやってきました。街の喧騒が少し遠くなりました。
あっ あそこに町からくすねてきた食べ物で楽しんでいる夜種が!

夜種詳細
A カボチャ装備 ステ3 10
B カボチャ装備 ステ3 10
C すっぴん  ステ3 10

※冒険者が貸衣装でカボチャ装備をしている場合
Cが冒険者のかぼちゃを羨ましげに見ている。交換を申し出ることが出来る。
交換すると戦闘を避けられる分岐が発生(※要相談)

※その他
戦闘の状況を見て夜種装備のカボチャを入手。スキルの使用回数を回復。

戦闘の流れは公式準拠

ともあれ、無事鏡を確保しました。
さあ、お屋敷まで帰ることにしましょう。

【町外れ】
黄泉の帰り道

時刻は夕暮れ、ずいぶん日が傾いてきましたね。ホームの町にもちらほらと灯りはじめました。
貴族の家に向かう帰り道、道の傍らにぽつぽつと灯るのはジャックのランタンです。
鏡が景色を反射して、遠くの景色が蜃気楼のように揺らぐのが見えます。

増える帰り道
歩きながら、一本道が二本三本、鏡写しに道が増えていくことに気付きます。
どうやら違う道に入るとホームの町に戻ってきてしまうようです。
正しい道を探してどうにか家まで送り届けましょう。

道端のランタンの中に、上下逆さまのものが混じっていることに気づくでしょう。
壊す・どかすなどの処理で別の道が消えます。

上下反転したランタン(目標値:11のHP5点)×3体で処理完了。

そういえば、依頼人はこんな顔をしていたっけ? なんてふと過ぎるかもしれません。
精神とか発見とかなにかで依頼人を看破しようとするとその顔はぼやけてよく分からない ということが分かります。
まるで古い鏡に写したようにぼんやり濁っています。

【屋敷へ】
鏡の帰宅

貴族の家の玄関で、冒険者たちは鏡を渡されました。
「今日は本当にありがとうございました! 今、報酬を用意してくるので少し待っててもらえますか?」
そう言って依頼者は家の中に入っていってしまいました。
しばらくして家から出てきたのは依頼者とは別人ですが、ほんのりと面影があります。

NPCセリフメモ
「?? どなたですか? うちに何か御用ですか? ちょっと今忙しいので後に……」
「ルピス……ああ、鏡の名前…というのもおかしいですけど、もともと持ち主だったご先祖様の名前なんです。私に似てませんでしたか」
「ともあれ助かりました。久しぶりに外に出れて楽しかったでしょう。依頼までして帰ってくるとは思いませんでしたけど」
「報酬、何か言ってました? …そこは丸投げなのか……分かりました、ちょっと待っててください」
「小さい頃は鏡の中の女性と遊べたんですけどね、今はもう姿も見えなくなりました。何が楽しいんだか、まァいつもニコニコしてたのを覚えてますよ」

報酬として各自1000Gとアップルサイダーを貰いました。

無事家に戻して、ハロウィンの失せ物探しはおしまい! お疲れ様でした!

NPC

ルピス

補助NPC用に霊的視力をもってる。
もともとの鏡の持ち主で、
現在鏡の魔力と混ざって付喪っぽくなりながら
自宅でひっそり過ごしてる。

ルカス

ルピスの子孫。金ならある。
依頼云々で揉めないように(※時間的な都合で)
とても物わかりと金払いの良い上顧客になった。

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