絵と光の話

光と影 光と影 と9月はamazarashiみたいなことを呟いていました。季節も次々死んでいく。
今月の右往左往の記録です!!!

光と影

ここ数ヶ月はずっと「光と影」で、キャラクターを光らせたいだとか美しい質感と影はどうしたら良いのかとか、美しい絵を見ながら(`・ω・´)???という顔で過ごしていました。こういう時にこそちゃんと教本を頼るべきなんじゃないですか! それはそう!!!!

ということでこちらの書籍を少しずつ読み進めています。

実践出来るレベルにはとても届かないんですが、今まで何気なく見ていた光にそれぞれ名前が付いて整理されていくのはとても楽しい!
あと、解説に書かれている光の色が見えないことがあって、自分の目と感覚の鈍さを目の当たりにしたりしています。ここに「◯色がある」と知ってやっと見える色! これは今まで物凄い量の色を見逃してきましたわね。

光と色について知りたくて読んでいるんですが、大判サイズで絵が綺麗。画集としても楽しいです。
電子版で見られる画集も便利で好きだったけど、実物もやっぱり良いなあ。

描いてたもの

服と自我の強い羽根持ちと大型犬の男

やりたかったことは、男の空間の光と羽根持ちの空間の光の区別。
男側には自然に光があたって影が落ちているけど、羽根持ち側には一切関与していない光と影。単体で光ってる羽根持ち、というのがやりたかったことです。
後光の光を入れようとしたことで、結局光と影の方向が一緒になってしまったのが分かりにくくなってしまった要因だなこれは。
光の方向逆にしたら良かったのかな。でもそれじゃ結局、男の影になってるように見えちゃうな。えーとえーと、左右だけじゃなくて「手前と奥行き×左右」で光が交差するような構造にすれば良かったのかもしれない。

それはそれとして、自我と自己肯定感強めの小さい子と大人しいでかい人の組み合わせがとても好きです!!!!
あとクラロリも好きです。フリルとリボン欲がとても満たされた。

青空の影

青空からは…青い影が出来る…!? どこまで青い影をつけられるか試してたものです。
普段使わない影色こわあ!!
レイヤー分けをしないで同じ色の影を重ねて試してました。直射日光下だと影もすごくくっきりするから…とくっきりさせてたものの、いまいちしっくり来なくて、実際には少しずつぼかしたり濃淡つけたりした方が好みの感じになったな。
縁のピンクや黄色は…好きなのと手癖で乗せているものなので、しっかり「何の反射光か」が把握出来てる方が応用がきくはず。

余談…いやもう記事自体が大体余談で出来てるからもう良いんですけども、
モノクロメインで描かれてる方が時々「カラーが分からない」とお話されてるのを見聞きしていて、その感覚の片鱗に触れた気がします。
モノクロの濃淡だと、スタートから光源と影ありきなんですね。
何の光があたって何色の反射をして影があって…と思うとカラー何も分からんの顔になってしまう。
すごいね、世界は光と色と影が全部相互に作用しあいながら出来てるんだね…。

バンパネラの推し

こういう顔を描くと元気が出る。と言うよりも、おそらくもう根源的な所に彼がいるので収束させると大体バンパネラになっていく。
ランプの光を描きたくて、背景の色とランプの光の色を決めたらあとはその範囲でこつこつ塗っていました。
作業しながらちょうど露伴先生がルーブルにいらっしゃるのを見てたんですけど、露伴先生、すっごい構図が美しい作品なんですね。
暗闇の中の灯りと青く反射する影がすごく綺麗だったので、画面を静止してまじまじ眺めながらこちらに入れていました。反射する鮮やかな青い影好きだなあ。

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