現代魔法使いシリーズを書かれているeveningさんの新シリーズ、舞台は禁酒法時代のアメリカです!
オカルト専門の探偵で、事務所の地下でひっそりとお酒も作っています。
この時代の服装…良いですね……良いですね……基本ベースはスーツで、まさに働いている労働服という雰囲気から、100年前から貴族として夜会に出てましたけどという風情の服まで幅広い……。
『月光魔術師マクファーレン&ペン』、序から連なるお話なんですが、ジャックさんの優しさや営み感がめちゃくちゃ好きなんですよね…。語りかける優しさ……。
ジャック・マクファーレンさん
アームガーター!
ジャックさん、探偵ではあるんですがしっかり地下でお酒も作るタイプの方で、体格もしっかりしてます。へへへへ、しっかりした体格に腕まくり、へっへへへ。
作成中に漏らしていたのですが、まくられて閉まらなくなった袖口大好き。
腕もそうなんですが、背中と腕の間のスペースもとても楽しかったです。
ジャックさん、猫さんとも長く一緒に暮らしているので、腕には猫さんの傷と醸造中に出来た傷が混在しています。
これまでも傷跡があるキャラクターの方は何人か描かせて頂いたのですが、ジャックさんの傷だけは愛しんだり育んだりした結果出来上がったものでまた種類が異なり、その傷跡の由来もジャックさんの優しさや性質がにじみ出ていてめちゃくちゃ素敵だよな…と噛み締めていました。
そして襟口にあるのはジャックさんの姓「マクファーレン」クランのタータンチェックです。
こちらはタータンチェックの種類を教えて頂いて、カラーバリエーションの中からジャックさんに似合うかな~と緑色ベースをチョイスしています。
○形式:透過PNG画像
○制作日数:10日程
●ラフパターン
基本的な衣装はある程度固まっていたので、あとはどういった顔立ちか、どんなポーズかということでラフ練習をいくつか重ねていました。
左から右にかけて徐々に固まっていきます。
柔らかめのくせ毛で、仕事の邪魔にならない程度に後ろに流していて…となると、流せるくらいの長さがあって、もともと少しタレ目ということはお伺いしていたんですが、作中の優しさや穏やかさから何となく黒目が大きいタイプのような気がする。せっかくの素敵な体格と…あと腕元の傷が見えるようなポーズが良いなあ、そうだサスペンダーもお似合いです!(オタク特有の早口)(突然紛れ込む性癖)
●小物あれこれ
タータンチェックって、ほんとすごく細やかな模様で成り立ってるんですね。チェック用のブラシを入手して素材作成に勤しんでいました。そして襟に装着装着!!!
ボタンに木目入れたり、万年筆の金属反射を入れたりというところも楽しい工程です。
腕元の傷は、前述の通り、引っかき傷とやけどがメイン。ふふふ、手でじゃらす癖がついたまま大人になった猫さんなんだな。ジャックさん、またあんまり痛がらないでじゃらすから「素手はじゃれるもの」と学習されてしまったんだろうな。
●完成バリエーション
完成品をちょいちょい加工していたのでこちらも一緒にお送りしています。
今回のジャックさん、全体にアースカラー構成なのでセピアがとても馴染む!
ジャックさんも割と急に出来上がりますね。見てみたら3ステップくらいしかありませんでした。
ウエストコートの影にひっそり青や橙を混ぜ込んでいくの楽しかったな…へへへへ。
描かせて頂いてありがとうございましたー!!!ヾ(*´∀`*)ノ