旦那さまと従者【立ち絵制作の話】

現代魔法使いシリーズを書かれているeveningさんのシリーズで、1920年代のアメリカを舞台にした旦那さまと従者さんの美味しそうなお話……あといい匂いがする(断定)
こちらから旦那さまのヘンリーさん、従者さんのウィギンズさんのお二人を描かせて頂きました!!

フランクで人懐こい雰囲気のある旦那さまと静かにかしずく従者さんのお二人の会話がとても好きで、「さようでございますか」「さようだ」の応酬をいつもフフッと思いながら見ています。
シリーズの一覧はこちらから!!

そして微笑ましくて好きなリンゴの話がこちら。
見習い少年ナサニエルくんを見守るおとな二人の優しさが好き…。

出来上がりがこちら

ヘンリー・ロスコーさん

レナード・ウィギンズさん

二人セット

先に作成をさせて頂いていたのは旦那さまのヘンリーさんで、ティータイム中のポーズになったのでその後のウィギンズさんに給仕に入って頂いています。
大幅にサイズが違いすぎて(愚か)お二人セットに入れる時に、旦那さまの後ろでウロウロとウィギンズさんの立ち位置を調整していました。もう少し後先を考えるといいよ!

ヘンリーさんは「旦那さま」でファッションにも気を使うタイプとのことでスタンダードな三つ揃えスーツにカフスやタイ、お花などの飾りを多めに取り入れて、
逆にウィギンズさんの方は、仕立てはしっかりしているものの(旦那さまの沽券にも関わるので)シンプルそのもの という形で対比が成り立っていくのがとても楽しかった…!

ヘンリーさんの襟元にあるのは八重咲きのクチナシです。薔薇のような花弁の開き方で、一枚一枚は肉厚で清楚さと高級感のある美しいお花でした。

よーし、良いティーカップもお持ち頂いちゃおう! 良いティーカップってなに!? どうしたらいいの!!!

○サイズ:1,000px×1,000px
○形式:透過PNG画像
○制作日数:それぞれ14日程

●ラフパターン

こちらはヘンリーさんのラフイメージです。ポーズイメージとスーツの色イメージで、タイ色とあわせて調整しつつバリエーションで雰囲気を確認していました。
毎回目のあたりには完全に妄想と言って良いイメージを持っているのですが、受け取って頂けて良かったですへへへ…。
ヘンリーさんの表情豊かさ、ご本人の表情筋の賜物であると同時に、どうしようもなくバレてしまう体質(皮膚質?)によるものもあると良いなあってひそかに思っていました。
そして右下は、リンゴを持ってる旦那さまが可愛くて生まれたファンアートです。

裏地についてはラフ案ではチェックを入れています。ティーカップやタイのあたりが結構目を引きたいようなポイントとして固まっていたので、ここはあえての無地で!とご相談しつつちょっとツヤツヤした裏地にしようと画策したりしていました。
旦那さま、裏地の手触り良くしておきました!!!!

対してこちらはウィギンズさんのラフイメージです。
ヘンリーさんもスタイルが良いのですが、ウィギンズさんはそこから日常的な業務でしっかり使われた身体ということもあってガッシリしています。スーツを着た状態でどれくらい伝わるんだろう?とイメージを重ねる中で、気付いたら胸筋を塗っていました。
そのまま服を重ねてみたら思ったより着ぶくれ感が出てしまったり…ということで、腰のあたりは逆にだいぶ絞って調整を入れたりしています。

衣装のバリエーションとしては、燕尾スタイルか三つ揃えスーツか!
腕で隠れてしまってるんですが、燕尾スタイルの腰でスパッと切れるデザイン、脚長効果あってスタイルが際立ちますね。

●小物あれこれ

ティーセットです!!!!
このあたりは対象定規で模様を入れていく楽しい作業です。青と金のティーセットにしたかったんだへへへ。
ポットにハイライトを足しているのも楽しかったですが、下の盆に指の照りかえしを入れている時も「…指は何色だ…?」という状態で楽しかったですね。

いつものGIF画像

いつものGIFです!!
ウィギンズさんは塗り漏れ防止の背景色が残った状態で保存していました。
やっぱり顔周りが出来てくると一気に完成感の印象が強まりますね。

描かせて頂いてありがとうございましたー!!!ヾ(*´∀`*)ノ

あと何か頼んでみるかという時にはこちらで受付中ですっ。

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